病気の予防には運動、ダイエットするためには運動、ストレス解消には運動と何かと運動をすれば良いと言われていますが、でも、実際、何をしたらいいのか、どれぐらいしたらいいのかを迷われている方も少なくないはず。
しかもコロナ禍の影響で、リモートワークや在宅勤務で運動どころか家から出ない日もあったり、また人との接触を出来る限りしたくないので、運動が出来る施設にも行きたくないなど、運動を快く出来る状態ではない方に、スポーツトレーナーとしてアドバイスをさせていただきます。
運動をしないとどうなるのか?
そもそも運動しないとどうなるのか?
- 肥満、体重過多
- 生活習慣病
- 体力・筋力の低下
- 精神的に不安定
これらが当てはまります。
肥満、体重過多
リモートワークや在宅勤務になって、毎日の通勤で歩くということが激減された方も多いと思います。
でも、毎日のおいしい食事や、お酒はコロナ前のまま。
摂取カロリーがそのままで、消費カロリーが少ないと、当然、体重は増える一方。
かと言って、食事を制限したり、カロリー計算をしてまで体重のコントロールはしたくないという方は、やはりこのコロナの影響でも体重が増えた方も多いと思います。
生活習慣病
1年に1回の健康診断も、毎年、少しずつ数値が良くなかったり、健康診断前の不安が大きくなったりしている方もいらっしゃると思います。
運動をしている状態と、していない状態では何が違うのかと言うと、まずは心臓の働きが大きく違います。
運動にもよりますが、運動を始めると、心臓の動きも活発になり、血液が全身に沢山流れ出すということです。病気を予防するためには基本中の基本です。
体力・筋力の低下
年齢と共に、体を動かしていないと体力や筋力が低下します。だから余計に、運動をしようと思っても、体が重く感じたり、辛さを感じてしまいます。
しかも日々の生活での歩く歩数なども、車や電車、エスカレーターやエレベーターなどに乗り歩かなくてもいい選択をしてしまいがちです。
筋力だけで言っても、1年で何もしていないと数%の筋力がダウンしていますので、リモートワークや在宅勤務で会社に行かなくなっただけで、より運動不足になってしまっていますので、体力や筋力はこの数年で落ちています。
精神的に不安定
運動数とストレスが発散できるって聞いたことありませんか?
不定愁訴や認知症の予防にも運動が効果的と言われています。
また自然の中で運動をすることで、気持ちもリラックスしたり、リフレッシュしたりします。
またゴルフやテニス、ウォーキングやジョギングなど体を動かすことが好きな方は、気持ちも明るくなり、笑顔でいられます。
運動不足を解消するためには
では、実際に、運動不足を解消するためにはどうしたらいいのか?
しかも運動は1回や2回行ったから健康になる訳ではなく、続けて初めて効果が実感できるので、運動を続けて行く必要があります。
その為にはどうしたらいいのか?
まずは運動やスポーツの経験があるか?
確かに健康増進のために運動する、ダイエットするために運動する人にとっては、1日1万歩以上歩きましょう!とか、30分以上運動を続けてくださいと言われてりしていると思います。
これでは運動が義務になるため長続きしません!
楽しく運動が続かなければ、いやいや運動していても長続きしませんし、効果など現れても来ません。
ご自分で楽しいと思う運動から始めることをお勧めします!
例えば歩くのが嫌いな方は、自転車で公園を走り回ったり、サイクリングに行ったりするのが良いかも知れません。
またプールで軽く泳ぐのも良いと思います。
まずは自分の好きなことから始めて、1回15分でもいいし、30分でも続けて出来るものを選びましょう!
1時間運動しないと効果がないとか、週に3日は運動しないと効果がないと言われてたり、持っている方もいらっしゃいますが、何度も言いますが、義務感で運動をし始めたとしても長く続かず、結局は、運動しない理由を探し始めて、途中でやめてしまうパターンになります。
運動を長続きさせるコツ
運動を長く続けるコツをお伝えします。
- 自分の好きなものを見つける
- 時間や日数などを決めない
- 目的をしっかり持つ
- 自分にご褒美をあげる
- 体の変化を記録する
全てを行う必要はありませんが、ただ漠然と運動をしようと思っても、時間がない、雨でできない、暑いから、寒いから今日はやめよう、疲れているから今日はやめようなどの言い訳をして運動しなくなります。
まずは自分の好きなことを見つけて、一度、続けてみましょう!
本来、体を変化させるためには、時間や頻度も関係しますが、そんなことを考えてしまうと長続きしないかも知れません。
だったら理論的なことは全て無視して、ご自分のペースで始めましょう!
1回は15分でもいい、週1回から始めてもいいです。ただそれでは間が空き過ぎて効果が出なくなるので、運動に関する日記や日誌を付けるようにしてください。
いついつに何をどれぐらいしたなどを付けるようにしてください。またその日記や日誌に、運動の目的を大きく書いて、月の目標などを決めると頑張れるようになります。
あとは頑張った自分にご褒美を!
月の目標が達成できたら、おいしいものを食べるとか、運動用のシューズやウエアを買うなど、運動を長く続けるためには目的だけではなく、途中途中のご褒美がかなり効果がありますよ。
ただそのご褒美も頑張り方で変えてください。
例えば大きな目標を立て、それを達成した時には大きなご褒美、小さな目標を立て、それを達成した時には小さなご褒美、中ぐらいなら中ぐらいのご褒美など目標に合わせてご褒美を買えるようにしてください。
それと体の変化をまめにチェックすると長続きします。
例えばスマホで月1回は、自分の姿勢を撮影するとか、体重や運動時間、歩数など数値的なものを付けて行くと、変化に気づきやすくなるので、長続きし氏少なります。
最後に
運動やスポーツが好きな人は問題なく続けていけることが多いですが、元々から運動やスポーツをしていないとやはり苦痛に感じると思います。
だからこそ運動の目的が必要になります。
ただ病気にならないためとか、太ってきたのを解消したいからと言う目的よりも、より健康になって、例えば富士山に登るとか、痩せて、ハワイで水着を着るなどの楽しい目的を設定しましょう!
嫌なことをイメージして、そうならないようにと思っても楽しくないですよね?
だったら思いっきり運動を続けた後の効果を妄想して、楽しみながら運動を続けて欲しいと思っています。
人と比べる必要もありません!一般的な、理論的な知識も邪魔になるかも知れません。だから自分に合った運動で、自分に合ったペースで続けていただければと思います。